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メガシティ6:高密度化するメガシティ

Further Concentration in Megacities

メガシティ6:高密度化するメガシティ

2017

ジャカルタでの実践研究を踏まえてメガシティへの介入方法について論じた一冊(共編著)。雨宮は第5章を担当した。

『メガシティ6:高密度化するメガシティ』
村松伸・岡部明子・林憲吾・雨宮知彦 編

地球環境への負荷を軽減し、既存都市環境を活かし、生活の質向上を目指すため、メガシティに避けがたく生じるスラム化する高密度居住に可能性を見出す、オルタナティブな介入手法―ラディカル・インクリメンタリズムの挑戦。

メガシティに避けがたく生じる課題に高密度居住がある。高密度居住はどのように生成してきたのか。本巻では、ジャカルタにおける高密度居住に着目し、マイナス面だけではなく、そのメリットも見すえつつ、メガシティの望ましい居住環境を展望する。

【主要目次】
シリーズ刊行にあたって(村松 伸)
第1章 総説:メガシティと貧困
第2章 貧困・都市・気候変動
第3章 ジャカルタのカンポン:スラム化と集住の知恵
第4章 チキニにおけるミクロ実践
第5章 スラム化の経緯と実態、超高密度が生む知恵:チキニを事例に
第6章 ラディカル・インクリメンタリズム
〈座談会〉高密度化するメガシティ

【シリーズの特徴】
●人口1000万人以上を擁する都市=メガシティが地球環境と共生していくことができるのかを総合的に問う世界初のシリーズ。
●本シリーズは総合地球環境学研究所で2009年から2014年まで行なわれたプロジェクト「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト:そのメカニズム解明と未来可能性に向けた都市圏モデルの提案」の成果をまとめ、世に問うものである。
●メガシティプロジェクトは経済学、歴史学、宗教学、人口学、水文学、景観学、建築学、社会基盤学、都市計画学、建築家などの多様な専門家が多数参加した学際的なプロジェクトである。
●シリーズ全体を総括する第1巻、18のメガシティを比較分析する第2巻、メガシティとしてのジャカルタを歴史的に跡づける第3巻、経済学的視点からジャカルタに焦点を当てる第4巻、スプロール化にいかに対処するかを検討する第5巻、高密度化問題への具体的介入手法を提案する第6巻でシリーズを構成。

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Further Concentration in Megacities

2017

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